2012年08月16日

朝活・睡眠・ストレス

あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法―脳科学の最高権威がはじめて明かす [単行本(ソフトカバー)] / 久保田 競 (著); ダイヤモンド社 (刊)
  
 本書の著者の久保田先生は脳の専門家なので、ストレスが心身に及ぼす反応について、興味深いお話をかなり詳しく説明されています。
  
 ストレスに対処するホルモン・コルチゾールが起床後20分で最高値を取る。
 サケが産卵のために川を上るのもコルチゾールの力である。
 人間も目覚めて起きるのにエネルギーを必要とするからコルチゾールが分泌される。
 だからこの間が最もストレスに対処できる時間帯だ、と。
  
 確かに理論的には分かるのですが、実際のところはどうなんでしょうか。
 ともかく、起きて直後からバリバリ活動できる人もいれば、ゆっくりと立ち上がっていく人もいるという、個人差があるかと思うのですが。
   
 
 ここで、学術的・歴史的な記述の紹介を。
 ストレスについての解説の部分で触れられていた研究についてです。
 
 イギリスで行われた「ホワイトホール研究」によると、1980年代、民営化を強力に推進したサッチャー首相政権下、民営化の対象となった局で働く公務員は、肥満度やコレステロール値の上昇、睡眠不足の増加などが見られた。
 相当なストレスがかかった結果だと考えられている。
 
 また、共産主義崩壊後のロシアでは、男性の平均寿命が64歳から59歳へと低下。
 労働市場の大きな変化、社会状況の変化や景気後退により、民衆に大きなストレスを招いた結果、と見られる。
  
 日本の今後を暗示するかのような先例です。
 
 大阪市をはじめ、日本に住む誰もが他人事ではないでしょう。
 ハシズム旋風や消費税増税など最近特に高ストレス状態なのですが、そんなこと関係なく、何年も前から慢性的に高ストレス下にあった、といっても過言ではありません。
   
 我々は好む好まざるにかかわらず、このストレス時代を生きていかなくてはなりません。
 せめて個人でできることでできるだけストレスを減らし、生きがいを持てるよう工夫していきたいものですね。
  
 そのためにも睡眠を十分にとり、早寝早起きする朝活スタイルがいいと思います。
  
   
あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法
  http://sfclub.seesaa.net/article/286785125.html
  ↑本稿はこの記事の続きとなっております。
  
“短時間睡眠本”や“朝活本”にだまされるな! 脳科学的に正しい『超「朝活」法』とは?
  http://www.excite.co.jp/News/bit/E1292592880522.html
   
“短時間睡眠本”や“朝活本”にだまされるな!
6時間半未満の睡眠では早死リスクが急増!?
“脳科学の最高権威”と“脳科学おばあちゃん”がはじめて明かす、超「朝活」法
  http://diamond.jp/articles/-/10488
   
あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法―脳科学の最高権威がはじめて明かす(新刊ラジオ 第1309回)
  http://www.sinkan.jp/radio/radio_1309.html
  
    
あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法―脳科学の最高権威がはじめて明かすあなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法―脳科学の最高権威がはじめて明かす
久保田 競

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2012年08月15日

あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法

あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法―脳科学の最高権威がはじめて明かす [単行本(ソフトカバー)] / 久保田 競 (著); ダイヤモンド社 (刊)
  
 数十年にわたり脳科学を専門に研究して世界中の名だたる睡眠の研究者と学問的交流がある著者が
     
「ベストセラーの゛短時間睡眠本゛や゛朝活本゛は、脳科学的に正しいのか?」
        
「あまりにも根拠が弱く、実証されていなかったり、著者が曲解している記述が多々ある」
    
「これらの本に対するアンチテーゼがこの本を書こうと思った動機の1つ」
      
……ということで執筆した問題の書。
これはすごい因縁だ。古舘伊知郎さんのプロレス実況的に言い換えると過激な乱闘やら軍団抗争やらが起こりそうでかなり燃えそう。
でも内容はかなりオーソドックスで正統派。
     
……と言ってる間に、おおっと、短時間睡眠軍団に宣戦布告!抗争の始まりだ〜〜!
     
 6時間半以上7時間半未満の睡眠時間がストレスに強く心身の健康に良い、との実験結果を紹介を交えながら紹介。
     
「6時間半より少ない睡眠時間では肥満になりやすくなり、病気で早死にする可能性も高まる」
「9時間以上の睡眠では心臓血管系の病気・脳卒中のリスクが1.5倍」
         
……と、短時間睡眠は寿命を犠牲にした行為で長期的に見ると損、と批判。
 そして、いくら早く起きても眠たくてボーッとするようであれば時間の有効活用にはならない、と、自然に楽しく起きることを目標に、無理なく自分のリズムを把握して朝活することをおすすめされています。
       
 さらに、うつ病になると、寝すぎてしまう「過眠」といった症状が現れることもある、と。
(かつて私がうつ病でありながら短時間睡眠にこだわり続けて心身を荒廃させ、人生に落伍してしまったのも当然の結果か。)
      
 私が今まで読んだ睡眠に関する解説では、人間の90分睡眠サイクルにからめて、90分の倍数時間の睡眠時間がいい、とよく書かれていました。
 しかし本書では、サイクルには個人差もあるということで、幅をとって6時間半以上、7時間半未満が良い、としていますが、
     
「一言で言うと、仮眠を加えて7時間」
     
とキャッチフレーズ的に分かりやすく記述されています。
         
 その他の話題として、「睡眠を利用した勉強法」について書かれています。
 勉強してから寝ると記憶が整理・定着する。睡眠は脳を休ませるだけでなく、脳を鍛える効果もある。だから試験の日は徹夜するより寝てから挑む方がいい、ということ。
……ということは、勉強は夜寝る前にする方がいいということ?
      
 一方、朝活派・朝勉派を中心として、朝の方が頭が働くので朝に勉強・朝勉する方がいい、と主張する派もありますわな。
       
 おおっと、朝勉軍団 VS 夜勉軍団の軍団抗争勃発か!?
 この勝負は試験の結果で決着戦だ〜〜!
       
……と過激なこと言わずに、自分のペースで自分のやりやすいようにやっていきましょう。
        
      
 その他、食事のことなども色々説明されています。
 久保田先生は医学者だということで、なかなか科学的・医学的理論に則った朝活本です。
     
 各章の終わりには、カヨ子夫人のコラムも掲載されています。
 このコラム、アマゾンのレビューでも評価高いですね。
 競先生の文章が“理”だとすれば、カヨ子夫人の文章は“情”。
 文章が売れるには、この2つの要素が必要でしょう。
 私のブログにコメントもブックマークもつかずアクセスもなくて人気がないのは、“情”がないため。
 その代わりに“後悔”“怨念”“嫉妬”など負の感情が出てきてしまうから。……と一人反省会。
    
 それでは最後に、久保田先生の有り難い格言を。
    
「失敗したからといって、成果はゼロではありません。
 何もチャレンジしないよりはチャレンジして失敗したほうが、脳にとってはよほどいいのです。」
     
(長くなりました。以下の記事に続きます。)
朝活・睡眠・ストレス
  http://sfclub.seesaa.net/article/286939426.html
   
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