2009年02月12日

【ワープ成功論】ブラックホールに転落【倉原忠夫】

 2009年2月12日朝、新聞を見て驚いた。
「H&M 人間と産業開発研究所」が悪徳商法(未公開株商法)で告訴される見込み、と報じられていたからである。
 
未公開株上場を名目に100億円集金 大阪の会社
  http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200902110055.html
 
「人間と産業開発研究所」(H&M研究所、倉原忠夫所長)とは、聞いたことある。というか、倉原忠夫の本を一時愛読していたのである。
 
 といっても当時は成功哲学の本を出していたのである。
 
「ワープ成功論」(笑)
 
とかいうナイスなネーミングの成功哲学の本をシリーズ化して出していた。
 SFとか成功哲学とかが好きな私はこのSFチックなネーミングが面白くてコレクションしていたものである。
 
 
「ワープ成功論」とは何か。
 今思うと、特に体系だって理論化されたものではなく、ただ単にイメージしていれば突然ワープして成功する、という子供騙しのちゃちなものであった。
 しかしネーミングが気に入ったんやね、私はこの「ワープ成功論」を信奉し、私もワープして成功してやる、と思い込んで、倉原忠夫の著書を色々と書店で取り寄せて読み、実践していったものである。
 まあ一時的なカンフル的作用はあったようで、就職難と言われていた時代に何とか就職できたのは、倉原本を信じて自分で自分をマインドコントロールしていた効果だろう。
 しかし使い方や方向性が間違っていたようで、進んだ道は間違った道であり、結局1年もたずに辞めてしまい、その後も混迷することになる。
 
 ある本で倉原氏は、アメリカで講演した時のことを書いていた。
「日本一の成功コンサルタントになる」
と宣言しても、アメリカの聴衆は誰も拍手してくれなかった。師匠が
「世界一になる、と言わなくてはならない」
とアドバイスしたので言い直すと、今度は盛大な拍手をもらったという。
 
 この頃は真面目に成功哲学のコンサルタントを目指していたのだろう。今でいえば船井○○さんや斎藤○○さんや神田○○さんや勝間○○さんのような立場の人ではなかろうか。
 しかし、後にも先にも倉原氏が成功コンサルタントとして名を上げた時期はなかった。
 私が偶然ワープ成功論の本を初めて見つけたのは、中学生か高校生の頃、百貨店で行われていたバーゲンブックセールで出品されていた時だった。
 
超次元の成功学―スーパー・リッチに導く「ワープ理論」の活用法

 この時も面白い発想だと思っていたのであるが、それから随分後、地方の大学から帰省する際、大阪の大きな書店で、小さな書店には並んでいないマニアックな本を探そうと、自己啓発の棚を隅々まで探していると、別の出版社から続編が出ていたのだった。ウィーグルとかいう出版社で、倉原氏はそこから沢山本を出していた。
 あのバーゲンブック処分になっていた著者がこれだけ本を出せるまでに出世していたのか!これこそ、ワープ成功論の賜物ではないか、と思ってワープ成功論を研究することにしたのである。
 今思うとこのウィーグルという出版社、倉原氏が作った出版社なのだろうか?それとも倉原氏がここから自費出版で出していた?
 それでも倉原氏のワープ成功論シリーズは、新聞一面下の書籍広告に何度か広告が出ていたのは確かである。

願望実現のワープ理論―タイムマシーンの原理 ある日突然成功する!

ワープ次元願望実現の科学―タイムマシーンの原理 アインシュタインに学ぶ成功法則

幸運を呼び込むワープ宇宙論―タイムマシーンの原理 時間と空間を超える成功法則

成功への転機は突然やってくる!―ワープで成功した10人
 ↑この辺りまでリアルタイムで読んでいた
 
限界突破の「ワープ」経営学―国際経済の大転換期を勝ち抜く ビッグ・サクセスを先取りする超発想法
 
時流に乗ってあっという間に儲けよう!―未公開株とワープ理論を組み合わせた最新式お金儲け術
 ↑この辺から既におかしな方向に行っていたんだな。
 
 しかし私が最も愛読した倉原忠夫の本は、
太陽パワーの大活用―成功者は大自然を味方にする
 
である。
 早起きすることで成功できるということを説いた本で、早起き本の最初期の本であり、内容的にも優れている。
 繰り返し読んで早起きにも挑戦したのではあるが……。
 成功していれば今頃こんな転落負け組人生を送っていない。

 ↓倉原忠夫の思想家便乗成功哲学シリーズ
成功を呼ぶ陽明学―あなたも一流の人間になれる

夢を実現させるアドラー心理学の大活用―あなたの「成功」請け負います

願望を叶えるユング心理学―驚異の潜在意識活用法

マズロー心理学の実践活用―人生の勝利、自己実現を目指せ
  
   ★龍馬に学ぶ成功法則―脱サラ・夢実現を目指せ!
  
 ここまでくると(爆)である。薄っぺらな知識で成功哲学に結びつけるのだから始末に終えない。
 しかし一時的にしろ、こういったシリーズに熱中していた私もお恥ずかしい。
 
 思い出の倉原氏であるが、少し前、近くの比較的大きな書店で珍しく倉原氏の本を見つけて懐かしさのあまり手に取ったことがあった。
 映画の未公開株の投資を勧める内容で、これはついていけない、と思ったものである。
 自己啓発詐欺に弱い私も株だとか投資だとか投機には拒否反応を持っている。だから破産することなく今まで来られたのだと思う。
 
 世界一の成功哲学アドバイザーを目指していた倉原忠夫も、詐欺的商法の道に転落してしまった。
 成功哲学は一歩間違えばこのような道に転落しかねない。
 下手に信者になれば金儲けのカモにされてしまう。
 情報商材などはその典型だろう。
 あと、無料資料請求をすればしつこい電話勧誘で欲しくもないテープやCD教材と抱き合わせて100万円のローンを組まされる悪徳商法もある(経験済み)。
 ここは資料請求をアフィリエイトで募っていた。こんな業者のアフィリエイトを載せているサイト主の神経を疑う。アフィリエイトのために悪徳商法の片棒をかついでいるのである。恥を知れ恥を!
 
……ということで、恥に満ちた個人史を語り、自己啓発・成功哲学と悪徳商法について書いてみました。
 
 倉原氏は罪滅ぼしに心を入れ替えて今度こそ真っ当な世界一の成功アドバイザーを目指すことだ。
 今回の転落から再起の過程を成功哲学にしてはどうか。
 
『ブラックホール脱出論』とか
『ホワイトホール再起論』とか。
  
教えて!goo
 未公開株の契約書その他について教えてください。
  http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1328262.html
 未公開株や倉原忠夫について教えてください
  http://oshiete1.goo.ne.jp/qa975635.html
 人間と産業開発研究所(H&M)について
  http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2042710.html
 
H&M 人間と産業開発研究所 被害に遭わないために
  http://sakura.canvas.ne.jp/spr/solicitor/index.html


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posted by SF Kid at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 睡眠開発BOOKS! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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