![]() | ツキを呼びこむ!朝2時間の早起き 宮西 ナオ子 宝島社 2007-01 by G-Tools |
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誰もが実践できて誰もが幸せになれる螺旋の法則
(帯より)
誰もが実践できて誰もが幸せになれる螺旋の法則
(帯より)
今まで出た早起きの本において、早起きの効能として「能率が上がる」「ビジネスにも効果」などが挙げられてきたが、本書では“ツキを呼び込む”がうたわれている。
さて、果たして早起きすればツキを呼び込むことができるのか。
アマゾンレビューでは
「理論の展開に根拠がなかったり、説明不足の感は否めない」
という指摘もある。
先ごろ食品の効果をうたったバラエティ番組でやらせが発覚したこともあり、“科学的”な検討は厳しくされるべきである。
しかし、元来人間は太陽と共に行動する昼行型動物であり、体温やホルモンや神経系などのホメオスタシスは早寝早起きの生活に合ったものが本来の姿だということから、生物学的観点から、早寝早起きがいいというのは明らかであろう。
また、早寝早起きの生活パターンによって体調がよくなり、生活の能率や質が向上するということは、経験的に明らかなのである。これは科学的実験を行えば明らかにすることができようが、実行した本人が実感できれば良いことである。そして私自身はそれを経験で実感しているし、本書でも著者やその周囲の方の経験談などで述べられている。
そしてそのような早寝早起きの生活を続けていれば、結果としてツキを呼び込むことができる、というのももっともなことであろう。
さて本書では早起きとツキのメカニズムについて色々と述べられているが、まず最初に「太陽のチカラ」が挙げられている。太陽こそは宇宙に溢れるプラスエネルギーの源ということで、今はやりの言い方を使えば「太陽力」(たいようりょく)とでも言えようか。
私などは早起き本の古典的名著とでも言える
『太陽パワーの大活用―成功者は大自然を味方にする』
倉原忠夫(著) ・ウィーグル (1989年)
を思い出した。
私はこの本を何度も読み返し、何度も何度も早起きに挑戦したのだが残念ながら失敗の連続に次ぐ連続であった。太陽パワーの素晴らしさを知っていながら活用することができなかった結果として今の惨状がある。もし活用していれば今頃は著書を出せるような立場になっていたのかもしれない。
今思うと、早起きだけを重視して“早寝”をおろそかにしていた思い切りのなさ・未練がましさ・中途半端なところに早起きに失敗した原因がある。
次に、『波動の法則』が挙げられている。ことわざで言う“類は友を呼ぶ”のことである。そしてその法則と密接に結び付いているのが『螺旋の法則』である。
仕事でも人脈が大切なことは言うまでもない。最近、情報起業だとか週末起業だとかネット時代ならではのビジネスが広まってきているが、これらのビジネスにおいても人脈が大切なことは皆様知っての通り。
ついている人の人脈にはついている人達が集まり、ツキに見放されると悪い方向に堕ちて行くという、弱り目に祟り目・泣きっ面にハチという両極端な結果に。
早寝早起きをすることにより、悪い方に向かうサイクルを改め、人生のサイクルを良い方に持っていくことの一助とすることができるのではないだろうか。
……というようなことが、本書では述べられている。
あくまでも著者自身が体験したり見聞した経験談が中心である。その点、“科学的”な分析を望む人には物足りないだろうが、“早起き”“ツキ”に関する事柄には、実際の経験が力だろう。科学的な実験データを調べるより先に自分で実行して実感してみるのが手っ取り早い。
私は今までの人生の半分以上を費やして早起きに挑戦し、失敗してきた。それはなぜかと思うに、“早寝”とセットで考え・実行していなかったところにある。遅く寝て早く起きるなどは無理ですな。
1日の成果にどうしても不満が残り、何か一つだけでも成果を上げてから寝よう、と思って夜に一生懸命あがく。キリがいいところまで……と思っているうちに、やめられなくなってズルズルと就寝時間が遅くなっていく。当然翌朝は寝坊。その繰り返しである。
これはまさに、失敗が失敗を生む悪い方向の『螺旋の法則』であろう。
例えその日に成果が一つもなくても、それはそれで仕方がない。明日早く起きて挽回しよう、といういい意味での思い切りが必要だったのである。
早く寝ることは、非常にプランニング能力が必要なのである。
寝る前にあれをしてあれをして……と予測を立てて次々に実行していかねば時間通りに終わることができない。
時間通りに寝ることができるようにすることができるようになるだけでも、非常に大きな進歩といえよう。遅寝遅起きの負のサイクルに入っている者は、これから確実に実行していくべきだろう。それが好転への第一歩となる。
ということに気付き、私も最近ようやく早く寝ることができる日が少しづつ増えてきて、早く起きられる日が少しづつ増えてきた。
やはり人生の好転を実感している。
これを元の木阿弥に戻さないよう気をつけ、さらに早く寝て早く起きることを心がけていきたい。
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