「早起き」が習慣になったら……
●体重12キロ減のダイエットに成功 ●偏頭痛や関節の痛みが消えた
●クマも小ジワも消えて美肌に ●仕事がスムーズにうまくいく
一度やったら「朝型人間」はやめられない!(帯より)
●体重12キロ減のダイエットに成功 ●偏頭痛や関節の痛みが消えた
●クマも小ジワも消えて美肌に ●仕事がスムーズにうまくいく
一度やったら「朝型人間」はやめられない!(帯より)
帯に書かれている早起きの効果。まるで健康雑誌のあおり文句のように、早起きすれば全てがうまくいく、という“早起き万能主義”の感もある。
しかし何も特別なものではなく、よく考えればごく当たり前のことなのだ。“早寝・早起き”は昔から当然のように行われてきた生活の知恵。この当たり前の生活ができなくなったところから現代の人々の不定愁訴が始まった、と言ってもおかしくはない。“早寝・早起き”を実行すれば夜更かし寝坊によって生じていた不定愁訴などの問題点が解決できるというのも当然のこと。
本書は夜更かし寝坊の生活を行っていた著者の徹頭徹尾・自分の体験に根差した体験記。
第1章は、朝が弱い著者が早起きに挑戦して成功するまでの体験ルポ。失敗して落ち込むことの繰り返し、私にも経験がある。これは本当に自己嫌悪に陥る苦しい経験である。
第2章 早起きが苦手な人へ 明日からできる12のポイント
の冒頭で明かされる
「朝寝坊克服! 早起きのポイントがついにわかった!」
の解答。
「早起きが苦手!」の原因は、「夜、眠るのが苦手!」
起きる時間を早くするためには、その分だけ早く寝ることが必要、ということで、単純なようだが、確かにそれが真理だ。
早起きをすれば全てがいい方に回りだす、というのは、ホルモン分泌も関係するようだ。特にメラトニンホルモンの効果が注目される。
早起きから始まる規則正しい生活は、言葉を換えれば、「体内時計に合わせて生活する」ということです。
そして体内時計を調節しているのはメラトニンであるから、体内時計に合わせて生活すれば、メラトニンの好影響を受けることでもある。
メラトニンの効用は、「抗酸化作用」。アンチエイジングを目指すならばメラトニンの助けを借りなければ損ということで、メラトニンは「若返りのホルモン」と呼ばれているとか。これを筆者は
「早起きするだけで、毎日、無料で
アンチエイジング化粧品がもらえます」
と書いている。
本書の書き方の特徴は、徹頭徹尾筆者の体験が先に来ていること。
類書では、「早起きにはこんないいことがある」「こんな研究結果がある」といった一般論から始まり、その後で著者の体験談が入る、という書き方が多い。
ところが本書ではまず、著者が経験したことが先に述べられた後、それに関する本で調べたことなどが書かれているという、いわば“種明かし”が後に来る記述法が取られている。本書が著者の体験に根差したものだという性格がよく現れている。
本書の最後の項目の見出しは
ちょっと早起きしたら、
たいていのことは解決する
本書ではそのことが説明されている。しかし早寝早起きはそういった理論が分かる以前、はるか昔から実践されてきた健康法であり、生活の知恵だったのかもしれない。



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